2025年7月より放送開始となるTVアニメ「ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される」の詳細が明らかになった。本作は、小説投稿サイト「小説家になろう」発の人気ファンタジー作品で、シリーズ累計発行部数200万部を突破している注目作品である。
ストーリーと主要キャスト
物語は、虐げられた生活を送る男爵家の次女・マリー(CV:本村玲奈)を中心に展開する。彼女は大富豪のキュロス・グラナド伯爵(CV:濱野大輝)と運命的な出会いを果たすものの、ある勘違いにより、キュロスは彼女ではなく姉に求婚してしまう。その後、姉の事故死により、マリーが代わりに伯爵家に嫁ぐことになるという展開を見せる。
新たに発表されたキャストには、マリーの姉アナスタジア役として田中美海、王国騎士団長を務めるディルツ王国第三王子のルイフォン役として木村良平、グラナド伯爵家の侍従頭兼護衛のミオ役として日笠陽子、キュロスの母親リュー・リュー役として大原さやかが名を連ねている。
主題歌情報
オープニング主題歌は、シンガーソングライターのkrageによる「月蝕」に決定。エンディング主題歌は、熊川みゆの音楽プロジェクト・Myukが手がける「マリー」が担当する。両アーティストともに作品の世界観や主人公マリーの心情に深く共感した楽曲を制作している。
放送情報とイベント
放送は2025年7月4日深夜1時53分からMBS、TBS、CBCでスタートし、BS-TBSでは深夜2時30分から放送される。また、放送開始に先立ち、6月に大阪・梅田茶屋町で開催される「ちゃやまち推しフェスティバル2025」において、放送直前スペシャルステージの開催が決定。本村玲奈、濱野大輝、田中美海、木村良平、日笠陽子が登壇予定で、大阪工業大学梅田キャンパス常翔ホールにて6月21日から開催される。観覧は無料で、イベントの模様はMBS公式YouTubeでの生配信も予定されている。
キャストコメントに見る作品の魅力
キャストからは本作の多彩な魅力が語られている。田中美海は主人公マリーの生い立ちと、アナスタジアの秘めた思いの深さに言及。木村良平は物語にミステリーや冒険要素も含まれていることを強調し、日笠陽子はミオというキャラクターの複雑な感情表現について語っている。大原さやかは恋愛ストーリーとしての要素に加え、キャラクター同士が紡ぐドラマ性の深さを指摘している。
主題歌アーティストからも作品への深い理解が示されており、krageは主人公マリーの心情の機微に触れた楽曲制作について、Myukはマリーの生き方と周囲の温かな支えを表現した楽曲について、それぞれ思いを語っている。
こうした制作陣の熱意と作品への理解の深さから、原作のファンはもちろん、新規視聴者にとっても魅力的なアニメーション作品となることが期待される。
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