人気ボーイズラブファンタジー小説「異世界の沙汰は社畜次第」のテレビアニメ化が、2026年1月に決定しました。主人公の近藤誠一郎役は伊東健人さん、アレシュ・インドラーク役は前野智昭さんが担当し、原作PVからの続投となります。さらに、ノルベルト役には山下誠一郎さん、カミル役には東地宏樹さんといった実力派キャストが名を連ねています。
作品概要:社畜と氷の貴公子の異世界BLファンタジー

八月八氏による原作は、シリーズ累計200万部を突破する大人気作です。物語は、30歳を目前に聖女召喚に巻き込まれて異世界に転移してしまった会社員・近藤誠一郎が、ロマーニ王国の経理課で働くことになるところから始まります。そこで彼は“氷の貴公子”とあだ名される騎士団長・アレシュらと出会い、交流を深めていきます。
単行本はKADOKAWAより全3巻が刊行されており、コミカライズ版は最新第7巻が10月31日に発売予定です。
キャスト情報:おなじみの声優陣が異世界を彩る
主要キャストには、ファンにはおなじみの顔ぶれが揃っています。
- 近藤誠一郎(CV:伊東健人) 社畜根性が染みつき、異世界でも自ら仕事を探し続ける会社員。伊東さんは「ポジティブ(?)な社畜」と表現し、彼に共感する人も多いのではと語っています。
- アレシュ・インドラーク(CV:前野智昭) 若くして騎士団長の座に就いた天才騎士。ある事件で命を落としかけた誠一郎を助けるため、彼と急接近することになります。前野さんは伊東さんとの掛け合いのテンポの良さに触れ、原作ファンもアニメ初見の方も楽しめるよう意気込みを語っています。
- ノルベルト(CV:山下誠一郎) 異世界での生活に不慣れな誠一郎をサポートする王宮経理課の同僚。山下さんは「異世界転生の中でも新しい風を感じる作品」と本作の魅力を語っています。
- カミル(CV:東地宏樹) 誠一郎を「使える人材」と見抜く冷徹な宰相。東地さんはBL作品の出演は少ないとしつつも、精一杯演じる意欲を見せています。
伊東さんと前野さんは、2021年と2023年に公開された原作単行本のPVから引き続きのキャスティングとなり、ファンの期待も高まります。
メインスタッフ情報:強力な布陣で贈る異世界ファンタジー
アニメーション制作は、人気作「ただいま、おかえり」を手がけたスタジオディーンが担当。監督は石平信司さん、シリーズ構成は中村能子さんと、「ただいま、おかえり」と同じ顔ぶれが再集結します。
さらに、助監督には山田晃さん(「夏目友人帳」キャラクターデザイン)、キャラクターデザインには藤井まきさん(「佐々木と宮野」)、音楽には大橋恵さん(「私の百合はお仕事です!」)と、実績のあるスタッフ陣が揃い、作品の世界観を鮮やかに表現してくれることでしょう。
ティザーPV&ビジュアル解禁!
すでに公開されているティザーPVでは、誠一郎とアレシュの登場シーンが収録されており、二人の関係性の始まりを予感させます。ティザービジュアルにも、二人の姿が描かれ、アニメへの期待感を高めています。
AGF2025にてステージイベント開催!
2025年11月に東京・池袋のサンシャインシティで開催される「アニメイトガールズフェスティバル2025(AGF2025)」内で、本作のステージイベントが実施されることが決定しました。
11月9日午前10時50分から、噴水広場(アルパB1)にて、伊東健人さんと前野智昭さんが登壇予定です。このステージの模様は、ABEMAで無料配信されるとのことなので、会場に足を運べない方もぜひチェックしましょう。
ウェブラジオ「サロン de いせしゃち」配信決定!
伊東健人さんと前野智昭さんがパーソナリティを務めるウェブラジオ「サロン de いせしゃち」の配信も決定しました。詳細は後日発表される予定です。
また、「AGF2025」入場チケットの有償特典(1500円)では、ゲストに山下誠一郎さんを迎えた同番組の出張版を聞くことができるとのこと。こちらもファンにとっては見逃せない情報ですね。
キャスト・スタッフ・原作関係者からのコメント
アニメ化決定にあたり、キャスト、スタッフ、そして原作者から熱いコメントが寄せられています。
【伊東健人(近藤誠一郎役)コメント】
「前野さんと一緒に、コミックスPVを収録したのがもう数年前……。それからいろんな人からの『面白い!』『アニメ化しないかな!』といった声は耳に入ってきていました。なので今回、同じキャストでアニメがスタートすると聞いてとてもうれしかったです。誠一郎はいわゆる社畜。社畜は社畜でもポジティブ(?)な社畜です。働くのが好きで、生活に染み付いてしまって、それ故に本人も気付かないうちに無理をしてしまっている人間です。入口として、そんな彼に共感してしまう方も多いのではないでしょうか。そんな彼の不思議な体験、不思議でかけがえのない出会いのお話を、ぜひ皆様の目で見守ってあげてください。」
【前野智昭(アレシュ・インドラーク役)コメント】
「アレシュのCVを担当させていただきます前野です。コミックスPVと同じく、また我々でCVを担当させていただけることになりとてもうれしいです。何年か前の最初のコミックスPV収録の際に、アニメでも見たいですね!とスタッフさんと盛り上がったのを鮮明に覚えています。コミックスPVでの伊東くんとのかけ合いのテンポ感もとても心地よかったですし、原作ファンの方にも、初見の方にもご満足いただけるよう、精一杯アフレコに臨もうと思います。どうぞよろしくお願いします。」
【山下誠一郎(ノルベルト役)コメント】
「ノルベルト役で出演します、山下誠一郎です。『異世界転生』という作風は今やメインコンテンツですが、そのなかでもまた新しい風を感じるような作品だと感じました。主人公の名前に勝手に縁を感じてうれしいのですが(笑)、演じる役では彼をしっかりサポートできるよう頑張ります!」
【東地宏樹(カミル役)コメント】
「どうもカミル役の東に地球の地と書いて、東地宏樹でございます。異世界BLということでして、あまりBLのお仕事はしていないのですが、できる限り頑張りたいと思います。ご期待ください!」
【石平信司(監督)コメント】
「もともと何タイトルか候補があがったなかで、DEENの齋藤さんから『これめっちゃ面白いです』と激推しされたのが決め手になって監督することになりました。仕事柄、なろう系異世界ものは数多く手がけてますが、まさかこのジャンルにもBLきたんだー、と感心したのが最初の印象でした。しかし、とにかく誠一郎のセリフとモノローグが知略系で理詰めがちなのに、どこか頼りないカンジが面白くて、まるでMMORPGの軍師キャラ。アニメ映えするし好きなタイプなので、番組としてもかなり面白くなると確信があって、ノリノリで作業してます。アレシュも初回から誠一郎との関係性が進むごとに印象が変わっていくあたりなど、見どころになるよう気をつけてます。登場キャラも多彩でクセが強めなのが多くて、飽きがないですね。自分はカミル、ゾルターン、シプリアノがツボってます。優愛をはじめ数少ない女性キャラもそれぞれ一見ステレオタイプでそうでない、とか話が進むたびに見え方が変わっていくので、そこは原作の印象を再現できるように気をつけてます。恋愛はもちろん、陰謀やら策略やら見どころも多いので期待していていただければと。」
【山田晃(助監督)コメント】
「『異世界の沙汰は社畜次第』の助監督を担当する山田です。助監督として力を尽くして制作しております。現代の社畜が異世界で奮闘しながら、少しずつ温かい人間関係を築いてく様子と、たくさん登場する愉快なキャラクターたちの掛け合いも見どころです。ぜひお楽しみください!」
【中村能子(シリーズ構成)コメント】
「自分を『社畜』と冷めた目で見つめる主人公・誠一郎は、お仕事が大好きな『プロフェッショナルな仕事人』だと思います。異世界に召喚されてもその力を発揮していろんな問題を解決していく様は痛快ですし、そこで出会ったアレシュとの関係性が少しずつ変わっていく姿は、『どうなるの!?』とさらにわくわく感を加速させてくれます。アニメになった彼らの活躍も、みなさまもご一緒に楽しんでいただければ幸いです。」
【藤井まき(キャラクターデザイン)コメント】
「初めてお話をいただいた時、『異世界』『BL』『社畜』の強烈なパワーワードに思考が良い意味でフリーズいたしました。登場する魅力的なキャラクターたちと異世界でのBLライフはぜひ観ていただきたいのと、主人公である誠一郎の社畜っぷりに、共感と笑いをお届けできればと思っています!」
【大橋恵(音楽)コメント】
「このお話をいただいた時は、異世界でBLで社畜??という感じでしたが(笑)、原作を読ませていただきすぐにその世界観に引き込まれました。異世界という世界観の中で登場人物の心情も大切に音楽を作りましたので、そのあたりも楽しみに観ていただけたらうれしいです。」
【八月八(原作)コメント】
「『異世界の沙汰は社畜次第』なんとアニメ化です。驚きのアニメ化ですが、応援してくださったみなさんのおかげです。ありがとうございます。自分の書いた物語が、漫画になり、そしてアニメになるのはとても不思議な気持ちですね。関係各所に御礼申し上げます。異世界に行っても働くことが止められない社畜、誠一郎が異世界でも変人扱いされていくさまと、それに巻き込まれてクールキャラからおかんになっていくアレシュ。そして愉快な仲間たちの動く姿をみなさんと一緒に見られるのが楽しみです。」
【大橋キッカ(原作イラスト)コメント】
「アニメ化おめでとうございます!イラスト担当として、また視聴者として、キャラクターたちが動く姿を見られるのが今から楽しみです。この作品に関わらせていただけたことに感謝を込めて。」
【采和輝(コミカライズ)コメント】
「『異世界の沙汰は社畜次第』アニメ化おめでとうございます!異世界転移しても仕事に執着した近藤さんと、そんな彼を放っておけない騎士アレシュ様。環境が違うさまざまなキャラたちと紡ぎ出される人間関係が、アニメで見られるなんて……!原作のいちファンとして心から楽しみにしております。そして制作に携わったスタッフの皆様へ心から感謝申し上げます。」
2026年1月の放送開始に向けて、ますます盛り上がりを見せる「異世界の沙汰は社畜次第」。社畜の主人公が異世界でどのように活躍し、アレシュとの関係を深めていくのか、今から放送が楽しみですね。
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