松本大洋「Sunny」のストップモーションアニメ化決定！マイケル・アリアス監督が手掛ける意欲作

世界が注目する「Sunny」のアニメ化プロジェクト

松本大洋の傑作漫画「Sunny」が、ストップモーションアニメーションとして新たな命を吹き込まれることとなった。この意欲的なプロジェクトは、日本のストップモーションスタジオ・ドワーフと北米の配給会社GKIDSの共同開発によって実現する。

「Sunny」は児童養護施設を舞台とした心温まる群像劇で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やアイズナー賞へのノミネートなど、国内外で高い評価を受けている作品だ。その繊細な人間描写と深い社会性は、世界中の読者の心を捉えている。

本作の監督・脚本を担当するのは、「鉄コン筋クリート」や「ハーモニー」で知られるマイケル・アリアス。彼は本作について、ディケンズ的な社会性とフェリーニ的なユーモアを持ち合わせた作品性に魅力を感じていると語っている。

ドワーフが手掛けるストップモーション技術と、日本のマンガ・アニメの表現手法を融合させた新しい映像表現に期待が高まっている。カンヌ・アニメーション・デイ2025での詳細発表を通じて、本作の革新的なビジュアルスタイルが世界に向けて披露される予定だ。

国際的なチームによる本プロジェクトは、日本発の優れた物語を世界に届ける新たな試みとして注目を集めている。原作の持つ深い人間性と、最新のアニメーション技術の調和により、世代や国境を超えて愛される作品となることが期待される。