サイエンスSARUが手掛ける新作テレビアニメ「天幕のジャードゥーガル」が、2026年にテレビ朝日系で放送を開始することが決定しました!本作は、数々の賞を受賞し、今最も注目を集める歴史漫画を原作とした期待作。公開されたスーパーティザービジュアルと共に、その魅力を深掘りしていきます。
「天幕のジャードゥーガル」とは?──話題沸騰の原作漫画の魅力

「天幕のジャードゥーガル」は、トマトスープ氏が秋田書店のウェブ漫画サイト「Souffle(スーフル)」で連載している歴史漫画です。その人気は折り紙つきで、宝島社の「このマンガがすごい!2023」オンナ編で第1位を獲得。さらに「マンガ大賞」には2023年と2024年の2年連続でランクインするなど、漫画ファンから絶大な支持を得ています。単行本は現在、既刊5巻が発売されています。
物語の舞台は、13世紀の広大なモンゴル帝国。主人公は、帝国に捕らえられ、後宮に仕えることになった元奴隷の少女、シタラ(ファーティマ)です。彼女は、帝国に対して複雑な思いを抱く皇帝オゴタイの第6夫人・ドレゲネと出会います。シタラは、その類まれな知恵を駆使し、強大なモンゴル帝国を内側から揺るがしていくことになるのです。
歴史の波に翻弄されながらも、知恵と勇気で運命を切り開く少女の姿は、多くの読者に感動と興奮を与えてきました。史実に基づいた綿密な時代考証と、登場人物たちの葛藤や成長が丁寧に描かれている点が、本作の大きな魅力と言えるでしょう。
アニメーション制作はサイエンスSARU──「ダンダダン」「映像研には手を出すな!」の実績が示す期待感
本作のテレビアニメ版の制作を担当するのは、アニメーションスタジオのサイエンスSARUです。彼らはこれまでにも、「ダンダダン」「映像研には手を出すな!」など、斬新な映像表現と高いクオリティで多くの話題作を生み出してきました。特に「映像研には手を出すな!」では、その独特なアニメーション表現が国内外で高く評価され、数々の賞を受賞しています。
サイエンスSARUの特徴は、その独創的なアニメーションスタイルと、原作の持つ世界観を深く掘り下げて表現する能力にあります。彼らが手掛けることで、「天幕のジャードゥーガル」の壮大な世界観、そしてシタラの繊細な心理描写が、どのように映像として昇華されるのか、アニメファンからの期待が高まります。ダイナミックなアクションシーンや、歴史背景を彩る美術設定など、サイエンスSARUならではの表現力で、原作の魅力を最大限に引き出してくれることでしょう。
公開されたスーパーティザービジュアルから読み解く世界観
今回公開されたスーパーティザービジュアルには、モンゴルの遊牧民が用いる移動式住居であるゲルと、その上に広がる満天の星空が描かれています。
このビジュアルは、本作の舞台となるモンゴル帝国の広大な自然と、そこに生きる人々の営みを象徴していると言えるでしょう。ゲルは、遊牧民の暮らしの中心であり、彼らの文化や生活様式を色濃く反映しています。また、その上に広がる星空は、遥か彼方の異国への憧れや、壮大な物語の始まりを予感させます。
静謐でありながらも力強いこのビジュアルは、「天幕のジャードゥーガル」が描く歴史ドラマの深遠さと、サイエンスSARUが表現する映像美の一端を示しています。物語の中で、シタラがこの広大な世界でどのように知恵を巡らせ、運命を切り開いていくのか、想像力を掻き立てられます。
北米最大級のアニメイベント「Anime Expo 2025」での発表も!
「天幕のジャードゥーガル」は、北米最大級のアニメイベント「Anime Expo 2025」にも参加することが決定しています。7月5日に実施されるテレビ朝日のパネルイベントでは、プロデューサーを務めるサイエンスSARUの稲垣豪氏と、テレビ朝日の遠藤⼀樹氏による対談が行われる予定です。
このイベントでの発表は、本作への海外からの関心の高さを示すものであり、世界中のアニメファンが「天幕のジャードゥーガル」に注目している証拠と言えるでしょう。プロデューサー陣による対談では、アニメ化にかける意気込みや制作秘話など、ここでしか聞けない貴重な情報が明かされるかもしれません。
2026年、歴史アニメの新たな金字塔となるか?
2026年の放送開始に向けて、期待が高まる「天幕のジャードゥーガル」。原作漫画の持つ魅力と、サイエンスSARUの確かな制作力が融合することで、歴史アニメの新たな金字塔となる可能性を秘めています。
モンゴル帝国の壮大な歴史を背景に、一人の少女の知恵と勇気が織りなす物語。まだ見ぬアニメーションの表現と、シタラたちの活躍を、心待ちにしましょう!
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