2019年に日本で公開され、多くのファンを魅了した中国アニメ映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』。その劇場版の原点であるウェブシリーズ版『羅小黒戦記』の日本語吹き替え版が、ついにテレビ放送されることが決定しました!
10月からの放送開始にあたり、新たなキャストとして佐倉綾音さん、潘めぐみさん、鬼頭明里さんの出演も発表され、早くも話題を呼んでいます。今回は、この待望のウェブシリーズ日本語吹き替え版について、その魅力や見どころを深掘りしていきます。
『羅小黒戦記』とは?知っておきたい基本情報

『羅小黒戦記』は、中国のアニメ監督・木頭(MTJJ)と寒木春華(HMCH)スタジオが2011年3月から制作しているウェブアニメシリーズです。個性豊かなキャラクター、細やかに描かれた世界観、そして心温まるストーリーが人気を博し、中国の動画配信プラットフォーム「bilibili」での総視聴回数は7億回を超えるほどのメガヒットを記録しています。
日本で公開された劇場版『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』は、ウェブシリーズ版の前日譚にあたります。物語は、妖精の黒猫・シャオヘイが、人間の少女・ロシャオバイに拾われ、「羅小黒(ロシャオヘイ)」と名付けられて共に暮らす日々を中心に描かれます。
新キャストが語るキャラクターの魅力
今回の日本語吹き替え版では、ウェブシリーズをテレビサイズに編集して放送されます。新たに発表されたキャストは以下の通りです。
- シャオバイ(羅小白)役:佐倉綾音さん
- アゲン役:潘めぐみさん
- シャンシン役:鬼頭明里さん
シャオバイは、妖精のシャオヘイを拾い、家族として大切に迎える心優しい少女。佐倉綾音さんの透明感のある声が、シャオバイの純粋な性格にぴったり合いそうです。
アゲンは、田舎に住むシャオバイのいとこ。潘めぐみさんの活発な演技が、このキャラクターにどのような息吹を吹き込むのか期待が高まります。
そして、サブカルチャーを愛するシャオバイの親友シャンシン役を演じるのは鬼頭明里さん。彼女の個性的な声が、シャンシンというキャラクターをより魅力的にしてくれることでしょう。
さらに、劇場版から引き続き、主人公シャオヘイ役を花澤香菜さん、最強の執行人ムゲン役を宮野真守さんが担当することも決定しています。劇場版で多くのファンを魅了した花澤さんと宮野さんの演技が、ウェブシリーズ版の世界観をさらに奥深いものにしてくれるでしょう。
なぜウェブシリーズ版を見るべき?劇場版ファン必見の理由
劇場版をすでに鑑賞している方にとって、ウェブシリーズ版はまさに「羅小黒戦記ユニバース」の原点を知るための貴重な機会です。
劇場版では描かれなかったシャオヘイとシャオバイの出会い、そしてムゲンとの旅が始まる前の日常が丁寧に描かれています。ウェブシリーズ版を見ることで、劇場版のキャラクターたちの関係性や行動原理がより深く理解できるようになるでしょう。
このウェブシリーズ版は、ただの「前日譚」ではありません。シャオヘイが人間の世界でどのように成長していくのか、シャオバイとその友人たちがどのようにシャオヘイに接していくのか、彼らの温かい交流が中心に描かれています。劇場版で心を奪われた、あの優しく穏やかな世界観が、より身近に感じられるはずです。
今回のテレビ放送は、ウェブシリーズ版を観たことがない方にとっても、『羅小黒戦記』という作品の魅力を改めて発見する絶好のチャンスです。
まとめ:放送開始が待ち遠しい!
ティザーPVでは、ロシャオバイと友人たちに囲まれて楽しそうに過ごすシャオヘイの姿がボイス付きで公開され、キービジュアルには山林で自然と戯れるキャラクターたちが描かれています。これらの映像から、ウェブシリーズ版が持つ温かく、そしてどこか懐かしい雰囲気が伝わってきます。
劇場版の感動を胸に、そして新たなキャストの演技に期待を膨らませながら、10月の放送開始を心待ちにしましょう。
コメント