テレビアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』が、2025年7月3日よりいよいよ放送を開始します。2022年に当時専門学校生だった亀山陽平氏が手掛けた3Dショートアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』の続編として、大きな注目を集めている本作。小松未可子さん、金元寿子さん、小市眞琴さん、内山昂輝さん、山谷祥生さんといった豪華声優陣の出演に加え、主題歌にはアイドルグループキャンディーズの往年の名曲「銀河系まで飛んで行け!」が決定するなど、見どころ満載です。
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』とは?

本作は、銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間のチハル(CV:寺澤百花)とサイボーグのマキナ(CV:永瀬アンナ)が、社会奉仕活動として惑星間走行列車「ミルキー☆サブウェイ」の清掃を命じられるところから物語が始まります。しかし、列車は突如暴走し、車内のメンバーたちは大事件に巻き込まれていくという、スリリングな展開が待ち受けています。
特筆すべきは、前作に引き続き、亀山陽平監督が原作、脚本、キャラクターデザイン、モデリング、アニメーション制作、そして音響監督まで、制作の多くを一人で担当している点です。彼の才能が凝縮された作品となることでしょう。キービジュアルには、暴走するミルキー☆サブウェイとともに、チハルやマキナらメインキャラクターが勢ぞろいし、「銀河の底辺、全員集合! 暴走列車をくいとめろ!!」というキャッチコピーが添えられ、作品の世界観を強烈に示しています。
新たな登場人物と豪華キャスト陣
今作から新たに登場するキャラクターたちにも注目が集まります。
- リョーコ(CV:小松未可子):警察官として、物語の鍵を握る存在となりそうです。
- アカネ(CV:金元寿子):チハルと同じ強化人間で、寡黙ながらも仲間思いの一面を持つキャラクター。
- カナタ(CV:小市眞琴):アカネとコンビを組む強化人間で、物語にどんな化学反応を起こすのか期待されます。
- カート(CV:内山昂輝):イケメン風のサイボーグで、クールな雰囲気が魅力的です。
- マックス(CV:山谷祥生):カートとコンビを組むサイボーグで、二人の掛け合いにも注目です。
本PVでは、前作『ミルキー☆ハイウェイ』でスピード違反などで捕まったチハルとマキナ、そして警察官のリョーコの会話劇が収録されており、アカネやカナタ、カート、マックスの姿も描かれ、本編への期待を一層高めています。
キャンディーズの名曲が主題歌に!
本作の主題歌には、国民的アイドルグループキャンディーズの「銀河系まで飛んで行け!」が起用されました。亀山監督自身がキャンディーズの楽曲を愛聴しており、特に「銀河系まで飛んで行け!」は『ミルキー☆ハイウェイ』制作時から作風の軸に据えていた楽曲であったとコメントしています。この名曲が、銀河を舞台にしたハイスピードな物語にどのような彩りを与えるのか、非常に楽しみです。楽曲の一部は本PVでも聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください。
放送情報と世界展開
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は、7月3日午後9時54分からTOKYO MXでオンエアされます。さらに、公式YouTubeでも同時配信が行われるため、全国どこからでも視聴可能です。
そして驚くべきは、その世界展開です。英語、ポルトガル語、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)、タイ語、インドネシア語、フランス語、ヒンディー語、ロシア語による10カ国言語での吹き替え配信も決定しており、世界中のファンがこのユニークな作品を楽しむことができます。日本のインディーズアニメーションが世界へと羽ばたく、その記念すべき一歩となるでしょう。
キャスト・監督からのコメント
本作の放送開始に寄せて、亀山監督と豪華キャスト陣からコメントが寄せられています。
【亀山陽平(原作・監督・脚本・キャラクターデザイン・音響監督・制作)】
「キャンディーズのベストアルバムの中でも一番よく聴いていた楽曲で(二番目は「やさしい悪魔」)、「ミルキー☆ハイウェイ」を制作している頃から作風の軸に据えていた存在だったので、今回実際に主題歌として使わせていただくことが叶い感謝しております!さらに、今回チハルとマキナが初めて遭遇する新キャラの面々を、小松さん、金元さん、小市さん、内山さん、山谷さんら豪華声優陣に演じていただいております。アニメの声としてはかなりクセの強い演技が求められる企画だったと思いますが、皆さん完璧に演じてくださいました!どんな声かは本編を見てのお楽しみです!」
【小松未可子(リョーコ役)】
「亀山さんの作り出す世界観、アニメーション、演出、もう何もかもに圧倒されました。アフレコの時には頭をフル回転させながらも、なるべく力を抜いて……いつもと違うアンテナにチューニングするところから苦戦しましたが、感覚がハマった時には、第六感が揺さぶられたようでした。作品のポイントは、映像の素晴らしさはもちろん、周りにはいないけどリアルにいそうな人物像、会話劇のテンポの気持ちよさをぜひ感じてほしいです。」
【金元寿子(アカネ役)】
「キャラクターの表情が本当に豊かで、瞳の動きや瞬きなど、一つ一つがとても魅力的で生き生きとしていました!!アカネは、寡黙で迫力のある姿をしていますが、割とのんびりしていて、天然なところがあると思っています!そして仲間のカナタのためなら戦える総長らしさも持っています!賑やかなキャラクターたちと軽快なスピードで繰り広げられる銀河の物語を、ぜひ体感して下さい!懐かしさを浴びられる曲やテロップも好きなポイントの一つです!お楽しみに!」
【小市眞琴(カナタ役)】
「オーディションを受けるに辺り、「ミルキー☆ハイウェイ」を拝見しました。レトロポップな曲調や色調と近未来な世界観とのバランス感覚、軽快な音ハメに感動し、細かく動くチハルたちやリアリティのある言葉の応酬に感動し、続編も絶対面白い作品になる!演じたい!と思いました。今回更にキャラクターも増え、ストーリーもパワーアップ!最初から最後まで猛スピードで駆け抜ける「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」。見終わったら、きっともう一度乗りたくなっちゃいます。ぜひご乗車ください。」
【内山昂輝(カート役)】
「チャレンジングなプロジェクトに参加できたことを大変嬉しく思っております。アフレコ現場では最初、監督が表現したい雰囲気を僕たちキャスト陣が共有できるまでいろいろとテストを繰り返していってだんだんいい感じのノリが生まれていきました。とても和やかな雰囲気で収録が進んで楽しかったです。完成した映像は凄いクオリティで物語も先の読めない展開ばかりなのでぜひたくさんの方にご覧になっていただきたいです。」
【山谷祥生(マックス役)】
「キャラクター、音楽、世界観、全てが魅力的なこの世界に束の間でも参加させていただけて光栄です。監督の細やかな表現やそのユーモア、キャラクターたちの織り成すテンポの良すぎる会話などなど、どこをとっても魅力的で1話が時間以上にあっという間に感じてしまうこの作品ですが、何度も繰り返し見ることで新しい発見があるのも見所の一つなのかなぁと思っております。出演者としてもファンとしても、全編観られるのを楽しみにしています。」
まとめ
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は、新進気鋭のクリエイターである亀山陽平監督の圧倒的な才能と、豪華声優陣の演技、そしてキャンディーズの名曲という、異色の組み合わせが織りなす作品です。レトロポップな世界観と近未来的なストーリー、そしてハイスピードな展開が、視聴者を銀河の旅へと誘うことでしょう。
7月3日からの放送を前に、すでに期待は最高潮に達しています。この夏、最も注目すべきアニメーションの一つとなることは間違いありません。ぜひ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」に乗車し、予測不能な銀河の冒険を体験してください!
コメント